- そもそもEC運営代行とは何か、どんな人におすすめか、メリット・デメリット
- EC運営代行の活用方法、業者選びで失敗しないためのコツ
- EC運営代行の料金体系と費用相場、費用を抑えるポイント
インターネットの普及に伴い、現在ではECサイトを活用したビジネスに挑戦する方が増えています。
とはいえ、ECサイトの運営にはかなりの手間と時間、それから専門知識が必要になるため、どのように運営していけばいいかわからないと悩んでいる方も多くいるでしょう。
そのような方には、EC運営代行の利用がおすすめです。
この記事では、EC運営代行の特徴や主な業務内容、費用相場や活用事例などについて詳しく解説していきます。
お困りではないですか?
弊社では、EC運営で直面する人材不足や売上の伸び悩み、リソース不足に対して、コストパフォーマンスに優れた運営代行サービスを提供しています。ECに精通したプロフェッショナルが、貴社の予算や目的に合わせた最適なプランをご提案します。
目次
EC運営代行サービスとは
EC運営代行とは、その名の通りECサイトの運営に関する業務の全部、または一部を代行してくれるサービスのことです。
冒頭でも解説したように、ECサイトの運営には多くの時間と手間がかかり、これらを全て自社で行うのは中々難しいです。
EC運営代行を上手に活用することによって、専門知識と経験を兼ね備えたスタッフに様々な業務を任せられるため、時間や手間をかけずに商品の販売や在庫管理、顧客管理などが行えるようになります。
EC運営代行の主な業務内容
EC運営代行の主な業務内容は、以下の通りです。
- 戦略立案
- ディレクション
- ECサイトの制作
- ECサイトの運営・管理
- 集客・マーケティング実行
- 写真・動画撮影
- 物流業務・受注業務
- 顧客対応・カスタマーサポート
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
戦略立案
EC運営代行サービスを提供している会社の中には、戦略立案を行ってくれるところもあります。
ECサイトの運営を成功させるためには、どのように差別化を行い、どのように売れる仕組みを構築していくかを考え、裏付けや理論に基づいた戦略を立てることが大切です。
ただ、戦略立案には専門知識やノウハウが必要になるため、自社に専門スタッフがいない場合は精度の高い戦略を立案するのが難しくなります。
EC運営代行に戦略立案を依頼することによって、市場の動向や自社の強み、サイトの特徴などを踏まえて戦略を立ててもらえるため、売上の向上や業務の効率化に繋げやすくなるのです。
ディレクション
ECサイトを運営するためには、様々な業務を行う必要があり、それぞれの専門家の力を借りる必要が出てくるケースもあります。
EC運営代行を活用すれば、各専門家への指示出しをはじめとするディレクション業務も任せられるようになりますので、コア業務に集中しつつ、効率的にECサイトを運営できるようになるのです。
ECサイトの制作
「ECサイトの運営に興味はあるものの、どうやってECサイトを構築すればいいかわからない」とお悩みの方もたくさんいるでしょう。
EC運営代行サービスを提供している会社の中には、運営だけでなく、ECサイトの制作や構築を行ってくれるところもあります。
商品ぺージのデザインやリニューアルだけでなく、
- バナー
- イベントぺージ
などの作成も依頼できるため、質の高いECサイトを構築したい方は是非相談してみてください。
ECサイトの運営・管理
ECサイト運営においては、更新作業や商品登録、キャンペーン実施など様々な業務が発生します。
特に商品登録は、ECサイトにおけるもっとも重要な作業です。
ただ、
- 商品名
- 商品スペック
- 商品説明文
- 価格
- 在庫
などを登録する必要があり、かなりの手間がかかります。
また、ただ登録すればいいというわけではなく、ユーザーに「買いたい」と思ってもらえるような内容にしなければなりません。
EC運営代行会社のスタッフは、どうすればユーザーにとってわかりやすく、それでいて「買いたい」と思ってもらえるような内容にできるかを熟知していますので、効率的に商品登録が行えるようになるのです。
さらに、ECサイトでは商品登録だけでなく、登録した商品の管理も重要になります。
この商品管理についても、EC運営代行に依頼できます。
常にある程度の在庫を確保しつつ、在庫切れを防いでくれるため、機会損失の防止にも繋げやすくなります。
同時に、キャンペーンの企画や実施も依頼できるため、ECサイトの核となる「商品」関連の業務を依頼したいと考えている方は、ぜひEC運営代行の活用を検討してみてください。
集客・マーケティング実行
ECサイトで商品を販売するためには、お客様を集めなければなりません。
そのためには、
- 広告
- SEO
- SNS
などを活用し、集客やマーケティングを行う必要があります。
SEOにおいては、キーワード選定などの専門知識が必要であり、広告ではKPIの設定や予算の配分など様々な知識が必要です。
また、SNSについてはアルゴリズムや投稿内容などの知識が必要になりますので、全てを自社で行うのが難しくなるケースもあります。
EC運営代行では、これらの業務も代行しており、専門の知識と経験を持つスタッフが自社サイトに合った施策を実行してくれるため、効率的に集客を行える可能性が高くなるのです。
写真・動画撮影
EC運営代行を活用すれば、商品の写真や動画撮影も任せられるようになります。
商品の写真や動画は、ユーザーが真っ先にチェックする重要な要素であり、画角や光の当て方など細かな調整が必要です。
やろうと思えば自社でも行えますが、見にくい写真や動画を投稿してしまうと、ユーザーにネガティブなイメージを持たれてしまう可能性が高くなります。
写真や動画のクオリティを担保したい場合は、EC運営代行サービスを提供している会社に依頼するのがおすすめです。
物流業務・受注業務
EC運営代行には、
- 入荷
- 検品
- 保管
- ピッキング
- 梱包
- 出荷
などの物流業務及び受注業務を依頼できます。
これらの業務は思っている以上に時間がかかりますが、どれもECサイトの運営には欠かせない重要な業務です。
専門の知識と経験を兼ね備えたEC運営代行を活用することによって、自社の負担を減らしつつ、スムーズにECサイトを運営できるようになります。
顧客対応・カスタマーサポート
ECサイトを運営するにあたって重要になるのが、顧客対応やカスタマーサポートです。
これらはユーザーの満足度を左右する業務でもありますので、しっかりと行わなければなりません。
ただ、お客様一人ひとりの意見やクレームを自社スタッフが対応するとなると、負担も増えてしまいますし、知識がないスタッフが行うとクレームに繋がる可能性も高くなります。
EC運営代行は、顧客対応やカスタマーサポートにおいても専門的な知識と経験を持っているため、安心して任せられるのです。
EC運営代行のメリット
では次に、EC運営代行のメリットについて詳しく見ていきましょう。
主なメリットは以下の通りです。
- サイト運営に疲弊しない
- 売上向上が期待できる
- 担当スタッフに属人化しなくなる
- 事業全体のクオリティが向上する
- 商品企画に注力できる
- 最新情報や最新ノウハウのキャッチアップができる
- 社員の採用コストや育成コスト削減できる
- コストを流動費にできる
- 部分的な業務依頼もできる
- 分析に基づいた運営が可能
サイト運営に疲弊しない
先ほども解説したように、ECサイトの運営にはかなりの時間と手間がかかります。
もちろん、ECサイト運営の経験があるスタッフがいる場合は、自社で運営することも可能です。
ただ、専門的な知識がない場合や、そもそも配置できる人材がいない場合はECサイトの運営が疎かになってしまうこともあります。
EC運営代行を利用することによって、知識と経験のあるプロに任せられるようになりますので、自社の負担を軽減しやすくなるのです。
売上向上が期待できる
ECサイトの運営は比較的難易度が高く、特にライバルが増えている昨今においては、見よう見まねで運営していても成果には繋がりません。
実際に、見よう見まねでECサイトを運営し、赤字続きとなってしまっている企業もたくさんあります。
しかし、EC運営代行を活用することによって、それまでに培ったノウハウを余すことなく提供してもらえるようになりますので、売上向上や業務効率の改善に繋げやすくなるのです。
担当スタッフに属人化しなくなる
企業によっては、ECサイトの担当スタッフを配置しているケースもあります。
ただ、その場合はどうしても属人化しやすく、「担当者がいなくなるとECサイトが回らなくなる」というような状況に陥る可能性が高くなります。
しかし、EC運営代行を活用することによって、担当スタッフへの属人化を防げるようになりますので、運営状況を安定させやすくなるのです。
事業全体のクオリティが向上する
EC運営代行を活用することによって、ECサイトのクオリティだけでなく、事業全体のクオリティを向上させられます。
なぜなら、集客から商品購入、リピーター獲得など事業の核となる部分における提案やアドバイスを受けられるようになるからです。
これにより、ECサイトだけでなく、事業全体の課題や問題点を見つけやすくなるのです。
商品企画など他の業務に注力できる
正しい知識を身につけ、正しい方法でECサイトを運営したとしても、商品に魅力がなければ売上は伸びていきません。
とはいえ、ECサイト運営にばかりリソースを取られていると、商品企画どころではなくなってしまいますよね。
EC運営代行を活用することによって、運営業務は外部に任せて、商品企画をはじめとするその他の業務に専念できるようになるため、結果として売上の増加や認知向上に繋げやすくなります。
最新情報や最新ノウハウのキャッチアップができる
ECサイトを運営するためには、様々な知識が必要です。
ただ、ECサイトの運営経験がない場合、何をどうすればいいかわからなくなってしまいますよね。
EC運営代行を活用することによって、最新情報や最新ノウハウをキャッチアップできるようになりますので、EC運営における基本知識やノウハウを自社内に定着させやすくなります。
社員の採用コストや育成コスト削減できる
ECサイトの運営にあたり、新規での社員雇用を検討している企業もあるでしょう。
もちろん、ECサイトの運営担当スタッフを新たに雇うというのも1つの方法ではありますが、採用には当然コストがかかりますし、育成にもコストがかかります。
また、一人前の担当者に育てるためにはかなりの時間もかかりますので、トータルで見ると費用対が合わなくなってしまうこともあるのです。
しかし、EC運営代行を活用することによって、作業内容に応じた費用はかかってきますが、採用コストや育成コストはかからなくなるため、コストパフォーマンスを最大化しやすくなります。
コストを流動費にできる
EC運営代行の利用を検討している経営者、あるいは担当者の方の中には、費用面での不安を抱えている方も多くいるでしょう。
たしかに、固定費が増えてしまうのは少し心配ですよね。
ただ、EC運営代行サービスを提供している会社によっては「成果報酬型」を採用しているところもあり、このような会社に依頼することによってコストを流動費にできます。
その月の受注処理数や売上によって費用をコントロールできるため、無駄なコストを支払ずに済むのです。
部分的な業務依頼もできる
EC運営代行は、ECサイト運営にかかるほとんどの業務を代行してくれます。
ただ、中には一部の業務だけを依頼したいというケースもあるでしょう。
当然このような依頼にも対応可能であり、
- 受発注業務のみ
- カスタマーサポートのみ
- 商品の写真撮影のみ
というように、状況に応じて依頼する作業を調整できるため、足りない部分だけを外注で補いたいという場合にも最適です。
分析に基づいた運営が可能
EC運営代行は、感覚ではなく分析に基づいた運営を行います。
現状分析などを行い、明確な根拠や裏付けをもとに運営を行って、スピーディーにPDCAを回してくれるため、成果に繋がりやすくなるのです。
感覚に頼った運営は成果に繋がりにくく、遠回りしてしまう可能性が非常に高いです。
「見よう見まねでECサイトを運営しているが、中々効果に繋がらない」と悩んでいる場合は、実績のあるEC運営代行サービスを利用することをおすすめします。
お困りではないですか?
弊社では、EC運営で直面する人材不足や売上の伸び悩み、リソース不足に対して、コストパフォーマンスに優れた運営代行サービスを提供しています。ECに精通したプロフェッショナルが、貴社の予算や目的に合わせた最適なプランをご提案します。
EC運営代行のデメリット
では次に、EC運営代行のデメリットについて詳しく見ていきましょう。
主なデメリットは以下の通りです。
- 自社にノウハウが蓄積されにくい
- ランニングコストが割高になるケースがある
- 自社での運営体制への切り替えが難しい
- 担当者がスキルアップしにくい
- 自社で作業を行う方がスムーズに完結する場合がある
- 依頼業者によって品質のばらつきがある
- カスタマイズが難しい場合がある
- 複数の外部パートナーとの連携が必要なケースもある
- 定期的なコミュニケーションが必要
自社にノウハウが蓄積されにくい
EC運営代行に限った話ではありませんが、専門的な知識やスキルを必要とする業務を外注する場合、自社にノウハウが蓄積されにくくなります。
もちろん、EC運営代行会社が行う施策を見て学ぶことはできますが、自社スタッフが運営するわけではないため、外注をやめてしまうと効率的に運用が行えなくなる可能性が高くなるのです。
ランニングコストが割高になるケースがある
EC運営代行を活用する場合、自社で運営をするのに比べるとランニングコストが割高になるケースがあります。
もちろん、依頼する業務などによってはランニングコストを抑えられることもあるのですが、業務のほとんどを依頼する場合、かなり高額な費用がかかる可能性が高くなりますので注意してください。
自社での運営体制への切り替えが難しい
この記事を見ている方の中には、「最初のうちはEC運営代行を活用して、いずれは自社運営に切り替えたい」と考えている方もいるでしょう。
もちろん、EC運営代行から自社運営に切り替えることは可能なのですが、それまでプロに依頼していたこともあり、急に自社運営に切り替えるのは比較的難易度が高いです。
引継ぎなどにも時間がかかりますし、場合によっては自社スタッフが内容を理解できないケースもありますので慎重に行う必要があります。
担当者がスキルアップしにくい
EC運営代行を活用する場合、基本的には外注先のスタッフが手取り足取りサポートしてくれます。
このようなことから、自社のECサイト担当者のスキルアップに繋がらなくなってしまうこともあるのです。
担当者のスキルアップに繋がらないということは、いつまで経っても自社運営に切り替えられないということです。
いずれ自社運営に切り替えていきたい場合は、担当者をどのようにスキルアップさせるかということについても考えていかなければなりません。
自社で作業を行う方がスムーズに完結する場合がある
EC運営代行は非常に便利なサービスですが、進捗状況を把握しにくいというデメリットがあります。
もちろん、担当者に確認すればその都度報告してくれますが、それでもリアルタイムで進捗を把握するのは難しいです。
場合によっては、自社担当者とEC運営代行会社のスタッフとの間で、認識の相違やすれ違いが起こってしまうこともあります。
そうなると、業務を効率的に進められなくなり、「これなら自社で行った方が良い」という状況に陥ってしまうケースもありますので注意してください。
依頼業者によって品質のばらつきがある
ECサイトが注目を集めている昨今においては、ECサイトの運営代行やコンサル会社などが急増しています。
ただ、それぞれの業者で特徴も違えば料金も異なるため、依頼する業者を慎重に見極めなければなりません。
質の低い業者に依頼してしまうと、イメージ通りの成果を上げられなくなる可能性が高くなりますので、時間をかけて信頼できる業者を探していきましょう。
カスタマイズが難しい場合がある
EC運営代行会社によって、対応している業務内容が異なります。
関連業務すべてに対応しているところもあれば、一部のみ対応しているところもあり、場合によっては自社に合ったサービスへのカスタマイズが難しくなることもあるのです。
そうなると、自社が抱えている悩みや課題を解決できなくなりますので、目的に合わせて依頼する業者を探していかなければなりません。
複数の外部パートナーとの連携が必要なケースもある
ECサイトの質を上げ、効率的に運営していくためには様々な業務が必要になります。
中には、EC運営代行会社が対応していない業務もあり、このような業務を外注したい場合は複数の外部パートナーと連携しなければなりません。
複数の外部パートナーとやり取りをする場合、当然コミュニケーションコストがかかりますので、自社の負担が増加する可能性があるのです。
定期的なコミュニケーションが必要
EC運営代行を活用することによって、自社サイトの運営を丸ごと任せられるようになります。
ただ、仮にほとんどの業務を代行してもらう場合でも、担当者との定期的な打ち合わせやすり合わせは必要です。
定期的にコミュニケーションを取り、現状を把握したり、今後の進め方を確認したりしなければならないため「丸投げ」というわけにはいきません。
EC運営代行の活用例
EC運営代行は、一体どのような場面で活用できるのでしょうか。
主な活用例は以下の通りです。
- 何をやるべきかわからない
- 社内のリソース不足で人手が足りない
- マーケティング施策の精度が低い
具体的な活用例について詳しく見ていきましょう。
何をやるべきかわからない
ECサイトの運営においては、日々様々な業務が発生し、それぞれに専門知識が必要です。
自社に専門知識を持つスタッフがいる場合、スムーズに業務を進められます。
ただ、自社にECサイト運営の経験があるスタッフがいない場合、何をどうすればいいかわからないという状況に陥ってしまうのです。
たとえば、「売上を伸ばしたいが具体的な方法が不明」のような場合は、EC運営代行を活用するのがおすすめです。
そうすることによって、専門知識を有するプロのスタッフからアドバイスや提案を行ってもらえますし、実際の業務も代行してもらえるようになりますので、売上向上や認知拡大を狙えるようになります。
社内のリソース不足で人手が足りない
会社を存続させるためには、ECサイトの運営以外にも様々な業務を行わなければなりません。
多くの業務を限られた人員で回す場合、ECサイト関連の業務まで手が回らなくなってしまうこともあるでしょう。
このような場合も、EC運営代行の活用がおすすめです。
EC運営代行を活用することによって、手間と時間がかかるECサイトの運営を任せられますので、自社のスタッフはコア業務に集中できます。
そうすれば、業務効率を一気に向上させられるため、生産性を高めやすくなるのです。
コストをかけて自社でEC担当者を採用する必要もありませんので、コスパの良い施策といえるでしょう。
マーケティング施策の精度が低い
ECサイトで売上を伸ばすためには、適切なマーケティング施策を行う必要があります。
ただ、マーケティングは非常に奥が深く、緻密な設計と地道な努力を行わなければなりません。
中には感覚でマーケティングを行ってしまっていたり、中々結果が出ずに悩んでいたりする企業もあるでしょう。
- 施策の検証ができていない
- 現状の施策では不十分と感じている
- 戦略全体を描ける人が不在
このような場合も、EC運営代行がおすすめです。
EC運営代行を活用することによって、戦略全体の質を底上げできますし、理論や根拠に基づいた施策も考えてもらえます。
また、実際に行った施策の効果検証も同時に行えるため、一石二鳥といえるのです。
EC運営代行会社に発注後、不満になりやすいこと
EC運営代行は非常に便利なサービスですが、安易に外注すると新たな不満や悩みが生じてしまうことがあります。
主に不満になりやすいことは以下の通りです。
- 担当者が受け身で御用聞き
- 指示した業務はやってくれるが、+αの提案がない
- 自社に寄り添う姿勢が感じられない
- 他社事例を踏まえた俯瞰した提案がない
- 担当者のレスが悪い
- 担当者がいつも何をしているか分からない
- 担当者によって対応クオリティの差が大きい
- 修正が多く、想定以上に自社の工数がかかる
- 概念的な話が多く、具体的なアクションにつながらない
- プロジェクト進行やPDCAの精度が低い
- スケジュールが大雑把で、行き当たりばったりな提案が多い
- イレギュラー時の対応が遅い
それでは、EC運営代行会社に発注後、不満になりやすいことを見ていきましょう。
担当者が受け身で御用聞き
EC運営代行会社の中には、クライアントの状況や目的を徹底的にヒアリングして、提案ベースで進めてくれるところもあります。
ただ、中には単なる御用聞きになっているところもあるのです。
このような企業、あるいは担当者に依頼してしまうと、悩みや課題の解決に繋がらず、日々不満を抱えながら一緒に仕事をすることになりますので、依頼する業者は慎重に選びましょう。
指示した業務はやってくれるが、+αの提案がない
EC運営代行を活用する際は、知識と経験が豊富な会社に依頼することが大切です。
そうすれば、指示した業務をすぐに理解してくれますし、即座に行動に移してくれます。
ただ、中には指示した業務は期待以上の品質・スピードで行ってくれるが、+αの提案がないところもあります。
このような会社に依頼する場合、依頼する側に知識と経験がなければ思うような成果を上げられなくなりますので注意が必要です。
自社に寄り添う姿勢が感じられない
EC運営代行を活用したいと考えている方の中には、
- 知識がないから丁寧にサポートしてもらいたい
- 何とかして売上を上げたい
と考えている方も多くいるでしょう。
このような悩みを抱えているときに、親身になって相談に乗ってくれて、自社に寄り添いながら提案を行ってくれる会社が近くにいると安心できますよね。
ただ、中には自社に寄り添う姿勢が感じられず、マニュアルに沿って淡々と仕事を進める会社もあるのです。
「最低限の仕事だけやってくれれば、自社に寄り添う姿勢が感じられなくても良い」と考える方もいますので、一概に上記のような会社を批判することはできません。
とはいえ、せっかく一緒に仕事をするのですから心の距離も近づけたいですよね。
EC運営代行会社とは、短期的なお付き合いではなく、長期的なお付き合いになりますので、できるだけ自社に寄り添ってくれる親切な会社を探していきましょう。
他社事例を踏まえた俯瞰した提案がない
EC運営代行を活用する際は、事前に説明や提案を受けることが多いです。
ほとんどの会社は、他社事例を踏まえて、理論と根拠に基づいた提案を行ってくれます。
ただ、中には他社事例を踏まえた提案がなく、感覚や一般論で提案をしてくるところもあるのです。
他社事例がない場合、心から信用することもできませんし、本当に成果が出るのかどうかも定かではありません。
場合によっては、契約後に後悔したり、トラブルに発展したりするケースもありますので注意しましょう。
担当者のレスが悪い
EC運営代行に限った話ではありませんが、自社の売上に繋がる重要な業務を依頼する際は、担当者のレスポンススピードに注目することが大切です。
質の高い会社や担当者は、数時間のうちに返信をくれることが多く、どれだけ遅くても翌日には何らかのアクションをしてくれます。
当然、休業日などは返信が遅れるケースもありますが、基本的にはスピーディに対応してくれるため、不安や疑問なども解消しやすくなります。
あまりにもレスが悪いと、スムーズにECサイトの運営が行えなくなりますし、コミュニケーションも円滑に進まなくなるため、新たな不満やストレスが生まれやすくなるのです。
担当者がいつも何をしているか分からない
EC運営代行を活用する際は、担当者の質が物凄く重要です。
ただ、中にはいつも何をしているかわからないと感じてしまうような担当者もいます。
このような担当者にあたってしまうと、依頼する側が常に不安な気持ちを抱えることになってしまうため、安心して業務を任せられなくなってしまうのです。
担当者によって対応クオリティの差が大きい
EC運営代行では、ほとんどの場合1社につき1人の担当者がつきますが、中には複数人で1社を担当するケースもあります。
この時に、担当者によって対応クオリティに差があると、不満が生まれやすくなります。
- あの人はもっと丁寧な対応だったのに
- あの人はもっと細かく教えてくれたのに
というようなちょっとした不満が募ると、少しずつ信頼度が下がっていきますので注意しましょう。
修正が多く、想定以上に自社の工数がかかる
質の低いEC運営代行会社に依頼してしまうと、自社で何度も修正を入れなければならなくなってしまいます。
そうなれば、当然想定以上の工数が自社にかかってしまうことになり、EC運営代行を活用する意味がなくなってしまうのです。
このようなトラブルを防ぐためには、事前にどのような業務をどの程度まで代行してくれるのかを確認しておかなければなりません。
概念的な話が多く、具体的なアクションにつながらない
ECサイトを効率的に運用するためには、全体的な概念を理解することも大切です。
ただ、それだけではなく具体的な施策を練り、行動に移すことも重要といえます。
概念的な話が多く、具体的な施策や進め方の話が少ない会社に依頼してしまうと、スムーズにECサイトを運営できず、尚且つ効果も出にくくなりますので注意してください。
プロジェクト進行やPDCAの精度が低い
プロジェクト進行やPDCAの精度は、ECサイトを運営していく上で物凄く重要です。
ただ、中にはこれらの精度が低く、曖昧な状態で進めていくところもあります。
このような会社に依頼すると、期待している成果に繋がりにくくなりますし、コストを無駄遣いする可能性も高くなりますので注意が必要です。
スケジュールが大雑把で、行き当たりばったりな提案が多い
全体スケジュールがはっきりしていれば、先を見据えて慎重に運営が行えるようになります。
ただ、中にはスケジュールが大雑把で、行き当たりばったりな提案が多いところもあるのです。
このような会社に依頼すると、いつどのタイミングでどのような提案が来るかわからず、常に不安や不満を抱えることになりますので、細かくスケジュール調整を行ってくれる会社に依頼しましょう。
イレギュラー時の対応が遅い
ECサイトの運営においては、イレギュラーなトラブルが発生してしまうことも多々あります。
例えば、
- サイバー攻撃の恐れがある
- 商品の不正購入の恐れがある
- 個人情報流出の恐れがある
というようなケースです。
このようなトラブルは緊急性が非常に高く、早急に対応しないとユーザーが不利益を被ってしまう可能性が高くなります。
そうなれば自社の信用はがた落ちです。
場合によっては多くの顧客が離れてしまい、大赤字になってしまうことも考えられます。
質の高いEC運営代行は、イレギュラー時の対応が物凄く早く、それでいて正確ですので安心して任せられます。
ただ、質の低いEC運営代行や経験の浅いEC運営代行はイレギュラー時の対応が遅く、いつまで経ってもトラブルが解決しないケースもあるのです。
EC運営代行サービスの料金体系と相場
EC運営代行の料金体系は、大きく分けると以下4つです。
- 月額固定型
- 成果報酬型
- ハイブリッド型
- 工数単価型(人月×人月単価)
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
月額固定型
月額固定型とは、その名の通り毎月一定の費用を支払うタイプのEC運営代行です。
費用相場:5万円〜30万円
月額固定型の費用は、業務内容や範囲によって変わるため一概にはいえませんが、大体5万円〜30万円ほどが相場となります。
ただ、追加で業務を依頼する場合や、サイトの規模が大きい場合はもう少し費用が高額になるケースもありますので、事前に確認しておきましょう。
メリット・デメリット
EC運営代行のメリットは、予算計画を立てやすいことです。
毎月の出費が一定で、その月によって変動することがないため、1年以上先の計画も立てやすくなります。
EC運営代行のデメリットは、成果の有無にかかわらず費用を支払う必要があることです。
思ったより成果が出ていなくても一定の費用を支払わなければならないため、質の低い会社に依頼すると予算を無駄遣いしてしまう可能性が高くなります。
こんな方におすすめ
月額固定型は、
- 予算計画をしっかりと立てたい企業
- ECサイトである程度の売上が出ている企業
におすすめです。
月額形式で決まった金額を支払うシステムですので、売上が大きくなればなるほど利益率が高くなり、企業側が大きなメリットを得られる可能性が高くなります。
成果報酬型
成果報酬型とは、売上に応じて費用を支払うタイプのEC運営代行です。
費用相場:売上の10〜25%前後
成果報酬型のEC運営代行を活用する場合、どこまで依頼するかによっても報酬相場が変わるのですが、運営自体を丸ごと任せる場合は、売上の10〜25%前後が目安となります。
ただ、上記はあくまでも目安であり、依頼する会社やサイトの規模などによっても変わりますので、見積もりを取って確認してみるのがおすすめです。
メリット・デメリット
成果報酬型のメリットは、売上が上がらなければ費用も支払わなくて良いことです。
ほとんど利益が出なかった場合、月額固定型とは違って費用が極端に安くなるため、自社の負担を軽減できます。
ただし、何をもって「成果」とするかは会社によって違いますので、具体的な定義や条件を事前に確認しておかなければなりません。
成果報酬型のデメリットは、成果が出始めると費用も高くなるということです。
成果が出ることは企業側にとっても嬉しいことですが、成果報酬型で契約をしている場合、売上に応じて報酬を支払うことになるため、コストがグッと高くなってしまうケースもあります。
こんな方におすすめ
成果報酬型は、
- 成果に見合う報酬を支払いたい企業
- 現状、売上がそこまで伸びていな企業
などにおすすめです。
売上が伸びれば支払う報酬額も高くなりますが、それまでは低コストで依頼できるため、自社の金銭的負担を軽減しながら運営できるようになります。
ハイブリッド型(月額固定+成果報酬型)
近年では、月額固定と成果報酬の両方を組み合わせた、ハイブリッド型のEC運営代行も増えてきています。
費用相場:20万円+5~10%
ハイブリッド型は、月額料金に加えて成果報酬を支払うことになります。
相場は以下の通りです。
- 月額料金:20万円~
- 成果報酬:5~10%
ただし、上記費用相場はあくまでも目安であり、実際の料金は会社や業務内容、自社ECサイトの状況などによっても大きく変わるため、見積もりを取りながら比較していきましょう。
メリット・デメリット
ハイブリッド型のメリットは、固定費を抑えやすいことです。
基本的に、ハイブリッド型は固定費を抑えつつ、成果報酬をメインにしていることが多いため、毎月の固定費を削減しやすくなります。
特に成果が出ていないうちは、ほとんど成果報酬が発生しないため、コストを抑えながらECサイトの運営を行える可能性が高くなります。
ハイブリッド型のデメリットは、成果が出始めるとコストが高くなることです。
成果報酬型の場合、固定費はかからず、売上に応じた報酬を支払うだけで良いのですが、ハイブリッド型の場合は、成果が出ても固定費を支払い続ける必要がありますので注意しましょう。
こんな方におすすめ
ハイブリッド型は、
- 固定費を抑えたい企業
- 様々な業務をまとめて依頼したい企業
におすすめです。
ハイブリッド型ならではのデメリットもありますが、上手に活用できればお得にECサイトの運営を行えるようになりますので、ぜひ検討してみてください。
工数単価型(人月×人月単価)
工数単価型とは、人月×人月単価で費用を計算するタイプのEC運営代行です。
費用相場:数万円〜数十万円
工数単価型の費用相場は、自社の業務に携わる人員の数とそれぞれの単価で決まるため、一概にはいえません。
依頼する業務によっては、月々数万円程度のコストで抑えられるケースもありますが、依頼する業務が多かったり、人数が多かったりすると数十万円以上のコストがかかってしまうこともありますので注意しましょう。
メリット・デメリット
工数単価型のメリットは、依頼する業務に応じてコストが変動することです。
依頼する業務内容や業務量を調整することによって、最低限のコストで依頼できるようになるため、自社の負担を軽減しやすくなります。
工数単価型のデメリットは、依頼する業務が増えると割高になる可能性があることです。
月額報酬型や成果報酬型は、様々な業務がワンセットになっていることが多いのですが、工数単価型はそれぞれの業務における工数で費用を計算するため、業務量が多くなると必然的に費用も高くなってしまうのです。
こんな方におすすめ
工数単価型は、
- 一部の業務のみを依頼したい企業
- EC運営代行にかかるコストをコントロールしたい企業
におすすめです。
工数単価型は、上手に活用すれば費用を抑えつつ、自社で手が回らない部分を依頼できるため、業務効率や生産性の向上に繋げやすくなります。
お困りではないですか?
弊社では、EC運営で直面する人材不足や売上の伸び悩み、リソース不足に対して、コストパフォーマンスに優れた運営代行サービスを提供しています。ECに精通したプロフェッショナルが、貴社の予算や目的に合わせた最適なプランをご提案します。
EC運用代行の費用・コストのおさえ方
EC運営代行の活用を検討している方の中には、費用面について不安を抱えている方もたくさんいるでしょう。
主な費用やコストの抑え方は以下の通りです。
- 複数業者に問い合わせて相見積もりをとる
- 業務依頼範囲を必要最低限に絞る
- フリーランスや副業人材を活用する
それでは、EC運営代行の費用やコストの抑え方について詳しく解説していきます。
複数業者に問い合わせて相見積もりをとる
EC運営代行の費用を抑えるためには、複数業者に問い合わせて相見積もりを取ることが大切です。
現在においては、様々な企業がEC運営代行を行っていますが、それぞれで料金体系も違えば対応範囲も異なります。
相見積もりを取ることによって、料金相場を把握できるとともに、自社の予算に合った会社を見つけやすくなります。
中には、面倒くさいという理由で相見積もりを取らず、最初に連絡を取った会社にそのまま依頼してしまう方もいますが、これは非常に危険です。
たしかに、相見積もりを取る場合は複数の会社とやり取りをする必要がありますし、それぞれの見積もりを細かくチェックする必要がありますので、どうしても手間や時間がかかってしまいます。
ただ、それはスムーズに業務を遂行し、満足のいく成果を上げるために重要な作業ですので、時間をかけて慎重に行っていきましょう。
とはいえ、10~20社など、多くの会社から相見積もりを取ると、自社の負担が大きくなりますので、3社~5社前後を目安に見積もり依頼をしてみてください。
業務依頼範囲を必要最低限に絞る
EC運営代行のコストを抑えるためには、依頼する業務を絞ることが大切です。
一部の業務を依頼する場合、全体的な運営を依頼するよりも費用は安くなります。
あれもこれもになってしまうと、自然とコストが高くなってしまいますので注意してください。
フリーランスや副業人材を活用する
EC運営代行は、企業だけでなくフリーランスや副業人材にも依頼できます。
フリーランスや副業人材は、企業に比べると低単価で請け負ってくれるケースがほとんどですので、コストを抑えたい場合は検討してもいいかもしれません。
ただ、フリーランスや副業人材は、EC運営代行を行っている企業よりもクオリティの差が激しく、場合によっては業務を途中で投げ出されてしまったり、連絡が取れなくなってしまったりすることもありますので注意が必要です。
EC運営代行会社の見つけ方
EC運営代行の活用を検討している方の中には、どうやって依頼先を見つければいいかわからないと悩んでいる方もたくさんいるでしょう。
代表的なEC運営代行会社の見つけ方は以下の通りです。
- 自分の経験に頼る
- 信頼する人から紹介をもらう
- インターネットで検索して探す
- 直近で営業を受けた会社を思い出す
- 一括見積もり・マッチングサービスで探す
それでは詳しく見ていきましょう。
自分の経験に頼る
過去にECサイト運営や関連する業務を外部に依頼したことがある場合、その経験を頼りに依頼先を探していくのがおすすめです。
過去に取引したことがあれば、進め方や料金形態についてもある程度把握できていると思いますので、スムーズに打ち合わせを進めやすくなります。
また、期待以上の成果を上げてくれた会社や、想像以上に丁寧な対応をしてくれた会社であれば、同様のクオリティで仕上げてくれる可能性が高く、失敗するリスクを下げられます。
信頼する人から紹介をもらう
ECサイトを活用する企業が増えてきたこともあり、現在では多くの会社がEC運営代行サービスを開始しています。
それぞれの会社でサービス内容も違えば料金も異なりますので、どこに依頼すればいいか悩んでしまいますよね。
そのような場合は、信頼できる人から紹介してもらうのがおすすめです。
紹介によってEC運営代行会社と接点を持てれば、トラブルに繋がるリスクを下げられますので、安心して依頼できます。
インターネットで検索して探す
インターネットで検索をすると、全国のEC運営代行に対応している会社が無数に出てきます。
この中から自社の予算や目的に合った会社を探していくのも1つの方法です。
ただし、インターネットで検索をすると、該当する会社が無数に出てきますので、絞り込むのが大変になってしまうケースもあります。
スムーズに自社に合った会社を見つけるためにも、事前に予算や目的などを明確にしておきましょう。
直近で営業を受けた会社を思い出す
過去に営業を受けた会社を思い出し、コンタクトを取ってみるのもおすすめです。
営業を受けたことがある会社であれば、事前にこちらの情報を多少なりとも集めているはずですので、スムーズに話を進められる可能性が高いといえます。
仮に発注には繋がらなかったとしても、相見積もりを取って料金やサービス内容を比較できますので、思い出せる範囲で営業を受けた会社をピックアップしてみましょう。
一括見積もり・マッチングサービスで探す
一括見積もりサイト、あるいはマッチングサービスを活用するのも1つの方法です。
簡単な情報を入力し、クリックをするだけで複数社から見積もりを取れますので、時間と手間をかけたくない方には最適といえます。
ただ、一括見積もりサイトやマッチングサービスを使った場合、想像以上に多くの会社から見積もりや電話連絡が来るケースもあります。
そうなると混乱してしまい、業者選定に時間がかかってしまう可能性が高くなりますので注意してください。
EC運営代行選びで失敗しないために
EC運営代行選びは、自社ECサイトの運営における重要な要素です。
どの会社を選ぶかによって、その後の成果が大きく変わってくるため、慎重に探していかなければなりません。
ここからは、EC運営代行選びで失敗しないためのコツをいくつか紹介していきます。
主なポイントは以下の通りです。
- 担当者と面談する
- 依頼背景や目的を理解してもらう
- プロジェクトの進め方、スケジュール・納期、体制を確認する
- +αの提案を確認する
- 業務範囲を明確にして必要な業務を依頼する
- 目的にあった外部パートナーを選ぶ
- ランニングコスト・費用対効果を試算する
- セキュリティ対策を確認する
- 業務の専門性と実績を確認する
- 自社のEC出店形態に強いパートナーをを選ぶ
それでは詳しく紹介します。
担当者と面談する
EC運営代行を選ぶときは、必ず担当者と面談を行いましょう。
ある程度規模が大きい会社や有名な会社でも、担当者の質が低ければ意味がありません。
また、担当者が専門的な知識およびスキルを持っていたとしても、自社担当者との相性が悪ければ、スムーズにコミュニケーションが取れなくなります。
事前の打ち合わせで担当者との相性や、担当者の知識レベル、スキルレベルを確認しておくことによって、契約後に後悔したり、トラブルが起こったりするリスクを下げられるようになるのです。
中には、メールなどチャット連絡のみで発注してしまう方もいますが、相手の顔がわからなければ安心して業務を任せることができません。
遠方など、何らかの事情で直接会って話ができない場合は、オンラインミーティングでも構いませんので、直接顔を合わせて面談を行うようにしましょう。
依頼背景や目的を理解してもらう
EC運営代行で失敗しないためには、認識のずれをできる限りなくしておくことが大切です。
少しでも認識の相違、イメージの相違があると、契約後にトラブルが起こる可能性が高くなります。
事前に依頼背景や目的などを伝え、担当者とすり合わせを行っておくことによって、認識のずれを防げるようになります。
事前の面談で、ほとんどの会社あるいは担当者は依頼背景や目的のヒアリングを行いますが、場合によっては、「本当に理解してくれているのかな?」と疑問に思ってしまうこともあるでしょう。
そのような場合は、契約前に自社の依頼背景や目的を理解してくれているかどうかを再確認しておかなければなりません。
プロジェクトの進め方、スケジュール・納期、体制を確認する
EC運営代行は無数にありますが、それぞれでプロジェクトの進め方やスケジュール、納期や体制に違いがあります。
スムーズに業務を進めていくためには、全体像を理解しておくことが大切ですので、必ず進行フローなどを確認しておくようにしましょう。
また、会社によってはクライアントの希望によって進め方を変えてくれたり、納期を短縮してくれたりするケースもありますので、希望がある場合は事前にしっかりと伝えておくことが大切です。
+αの提案を確認する
先ほども解説したように、EC運営代行では「+αの提案がない」と悩む企業が多いです。
このようなトラブルを防ぐためには、面談の段階で+αの提案をしてくれるかどうかを確認しておかなければなりません。
こちらの希望や目的に対して、さらなる提案を加えてくれる担当者であれば、契約後も提案ベースで進めてくれるでしょう。
しかし、面談の段階で一切提案がない担当者は、契約しても御用聞きのような役回りに徹する可能性がありますので注意が必要です。
業務範囲を明確にして必要な業務を依頼する
EC運営代行では、様々な業務を代行してくれます。
極端な話、ECサイト運営に関するほとんどの業務を任せることも可能です。
ただ、依頼する業務内容や業務量と比例して料金も高くなりますので、業務範囲を明確にしておかなければなりません。
自社にとって本当に必要な業務を任せることができれば、費用負担も軽減できますし、業務効率の向上にも期待できますので一石二鳥といえるのです。
目的にあった外部パートナーを選ぶ
EC運営代行を選ぶときは、自社が最も解決したい課題や悩みに対して強みを持っている会社を探すことが大切です。
全国にはたくさんのEC運営代行会社がありますが、そのほとんどが自社独自の「強み」を持っています。
もちろん、ECサイト運営業務全般に対応しているところもたくさんありますが、そのような会社でも得意としている業務があるはずです。
EC運営代行の活用を検討している方の多くは、
- 売上を伸ばしたい
- 集客効率を高めたい
- ブランディングを行いたい
- 認知拡大に繋げたい
- 業務効率を改善したい
- 人手不足を解消したい
- バックヤード業務を依頼したい
など、特定の悩みを持っていると思います。
このような悩み、あるいは課題に対して強みを持っている会社を選ぶことによって、期待以上の効果あるいは成果を上げられるようになります。
各会社の強みについては、HPやサービス資料に記載されていることが多く、面談で丁寧に説明してもらえることがほとんどですが、明確に理解できない場合は納得できるまで質問を行いましょう。
依頼する会社の強みや特徴、独自性の部分がはっきりしていない状態で依頼すると、後悔する可能性が高くなりますので注意してください。
ランニングコスト・費用対効果を試算する
EC運営代行を活用する場合は、必ずランニングコストがかかります。
これ自体は仕方がないことですし、コスト以上の売上や利益に繋がれば全く問題ないのですが、場合によっては費用対効果が悪くなってしまうこともあります。
こうなるとEC運営代行を活用する意味がなくなってしまいますので、ランニングコストや費用対効果を事前に試算しておくことが大切です。
セキュリティ対策を確認する
EC運営代行を活用する場合は、ログイン情報を共有したり、権限を付与したりする必要が出てきます。
そのため、必ずセキュリティ対策についても確認しておきましょう。
セキュリティが甘いと、情報漏洩に繋がったり、ハッキング被害に遭ったりする可能性が高くなりますので注意してください。
業務の専門性と実績を確認する
信頼できるEC運営代行会社を見つけるためには、業務の専門性と実績を確認することが大切です。
先ほども解説したように、EC運営代行会社はそれぞれ強みや専門性を持っています。
自社の悩みや課題に対して強みを持っている会社を選ぶことによって、期待している効果や成果を得やすくなるのです。
また、会社によって得意としている業種や業界が異なるケースもありますので、直近の実績を確認しつつ、自社に近しい実績を持った会社を慎重に探していくことが大切です。
自社のEC出店形態に強いパートナーをを選ぶ
自社のEC出店形態によっても、EC運営代行会社の選び方が変わってきます。
ECの出店形式には、モール型と自社運営型の2種類があります。
モール型とは、楽天やAmazonのような大手ECサイトに自社商品を出展するタイプのことであり、自社運営型とは自社でECサイトを構築して運営していくタイプを指します。
モール型のECサイトを運営している場合は、各モールのキャンペーンに対する施策や競合調査に関する知識やスキルを持った会社を選ぶことが大切です。
自社運営型の場合は、ECサイトの構築から行う必要があり、モール型と違って集客も1から行わなければならないため、サイト構築や集客など、全体設計を得意としている会社を選ばなければなりません。
まとめ:自社の状況を踏まえて外部委託の検討を
ECサイト運営においては日々様々な業務が発生し、それぞれに専門知識とスキル、それから経験が必要になるため、全てを自社で行おうとすると負担が大きくなります。
そこで役立つのが、EC運営代行です。
EC運営代行を活用することによって、ECサイトを運営するにあたって発生する業務の全部または一部を外注できるようになりますので、売上の向上や業務効率の改善を行えるようになります。
少なからずコストはかかってしまいますが、トータルで考えるとメリットの方が大きくなることもありますので、自社の状況を踏まえて外部委託を検討してみてください。
ただし、全国にはたくさんのEC運営代行会社があり、それぞれで強みや特徴が大きく異なります。
後悔やトラブルを防ぐためにも、事前にリサーチを行い、相見積もりを取ったうえで依頼する会社を慎重に探していきましょう。
よくある質問と回答
EC運営代行とは、ECサイトの運営に関する業務の全部、または一部をアウトソーシングで請け負ってくれるサービスのことです。
ECサイトの運営には、サイト制作、商品登録、広告運用、SEO、注文処理、顧客対応、マーケティング活動、キャンペーンの企画・実行、最新情報のキャッチアップなど、多くの業務が必要です。
運営代行会社には、これらの知識を持つスタッフが多数在籍しているため、自社で取り組むよりも効率的に、最新のECサイト運営を実現できます。
ECサイトの運営代行にかかる費用は、サービス内容によって異なりますが、月額固定型の場合、約5万円から30万円程度が相場とされています。
ただし、サイトの規模や希望する業務の範囲によって費用は前後するため、具体的な見積もりが必要です。
EC運営代行の相場は、提供されるサービスの範囲や工数に応じて異なります。
一般的には月額5万円から数十万円の間で設定されています。詳細なサービス内容や追加オプションを選択することで、費用は変動します。
ECサイト運営には、商品企画・開発、サイトデザイン、商品登録、商品撮影、マーケティング、受注・在庫・顧客管理、梱包・出荷業務、顧客サポートなど、多岐にわたる業務があります。
これらのスキルを持った人材を確保し、規模や力を入れたい業務に合わせて適切に配置することが成功への鍵となります。
お困りではないですか?
弊社では、EC運営で直面する人材不足や売上の伸び悩み、リソース不足に対して、コストパフォーマンスに優れた運営代行サービスを提供しています。ECに精通したプロフェッショナルが、貴社の予算や目的に合わせた最適なプランをご提案します。