- ECコンサルと運営代行の明確な違い
- それぞれのメリット・デメリット
- 選定の具体的なポイント

ECサイトの運営で売上を伸ばすために「ECコンサル」や「運営代行」を検討しているものの、どちらを選ぶべきか迷っていませんか?
それぞれの役割や活用シーンを理解することで、自社に適したサービスを選び、EC事業をより効率的に成長させることができます。本記事では、ECコンサルと運営代行の違いや、選び方のポイントについて詳しく解説します。
目次
ECコンサルと運営代行の主な違い
ECコンサルと運営代行は提供しているサービスの内容が似ていると思われがちですが、業務の範囲に明確な違いがあります。
ECコンサルは「新しい施策を立案したり業務内容の改善案を提案したりしてくれる」のに対し、運営代行は「今ある業務を代わりに行ってくれる」とイメージすると分かりやすいかもしれません。
それぞれの詳細なサービス内容については、次項から説明します。
「ECコンサル」とは?どんなサポートが受けられるのか
ECコンサルは、主にECに関する戦略立案をサポートしてくれるサービスです。例えば、売上の拡大や集客力の強化など、自社がECで抱えている課題の解決を目的としてアドバイスをしてくれます。
具体的なサービス内容は、以下の通りです。
- マーケティング戦略の設計
- データ収集と分析、改善策の提案
- 売上向上や新規顧客の獲得などの施策の提案
- ECサイトの改善策の提案
戦略を立案するまでのサポートが中心ですが、施策の実行など運営代行も一貫してサポートしてくれるコンサル会社もあります。
「運営代行」とは?実務の負担をどう減らせるのか
運営代行は、ECサイトを運営するうえで必要になる日常的な業務を代行するサービスです。例えば、以下のような業務を代わりに行ってもらえます。
- 商品ページの登録・修正
- 受注処理・在庫管理
- 物流管理
- カスタマーサポート(問い合わせ対応)
どちらを選ぶべき?ECコンサルと運営代行の使い分け方
ECコンサルと運営代行のどちらに依頼すべきか迷った際の判断基準を次項から解説しますので、参考にしてください。
ECコンサルが向いているのはこんなとき
自社でEC運営の実務をこなすリソースはあるが、売上や集客力の伸び悩みなどの課題を抱えていて改善したいと考えている場合は、ECコンサルの導入が向いています。
例えば、以下のような悩みがある場合にECコンサルのサポートを受けると良いでしょう。
- 広告を出しても思ったような成果が出ない
- 競合他社の商品・サービスとの差別化が難しい
ECコンサルに相談するとこれらの状況を整理して課題の原因を分析し、解決するための施策を提案してくれます。
運営代行が役立つのはこんなとき
運営代行の活用が向いているのは、自社の持つリソースが不足していて日常的な業務が回せていない場合や、今後回せなくなる見込みがある場合です。
例えば、以下のような状況に直面している企業に有効です。
- 社員が少なく、商品の登録作業や修正作業が間に合わない
- 受注管理や顧客対応に時間を取られてしまい、戦略立案に割く時間が取れない
運営代行を活用すると、商品の登録や受注管理・在庫管理、物流管理などの作業を代行してくれるため、リソース不足を解消できます。また、日常業務を代行してもらったことによって空いた自社の社員のリソースを他のコア業務に回せるという効果にも期待できるでしょう。
ECサイトのコンサルと運営代行との併用が効果的なケース
ECサイトのコンサルと運営代行を併用すると効果的なケースは、主に以下の3パターンです。
- 戦略と実行の両方が必要な場合
- 事業規模が拡大している場合
- 社内リソースが限られている場合
次項から、各パターンについて解説しますので参考にしてください。
戦略と実行の両方が必要な場合
戦略の立案と施策の実行に必要なノウハウ・リソースがどちらも不足している場合は、ECコンサルと運営代行を併用すると良いでしょう。
自社の中にマーケティングやデータ分析の知識・経験を持つ社員が居ないと、正しい戦略を立てられません。また、戦略を立案しても施策を実行するリソースが足りていなければ、戦略を実現できません。
そのため、ECコンサルに「戦略」と「分析」を担当してもらい、運営代行には「実務」を担当してもらうと、それぞれの強みを活かせるのでおすすめです。
事業規模が拡大している場合
成長段階のECサイトで、日々の業務を回す短期的な運営業務のサポートと中長期的な戦略の立案の両方が必要な状況も、ECコンサルと運営代行を併用すると良いでしょう。
この場合は、運営代行も提供しているECコンサル会社を利用すると、戦略立案から施策の実行まで一貫してサポートしてもらえるのでおすすめです。結果として戦略立案から実行までのプロセスがスムーズになり、売上アップや業務効率化などの成果にも期待できるでしょう。
社内リソースが限られている場合
少人数チームで業務をこなしている場合や、未経験者が中心となって運営をしている場合のように、社内リソースが限られている場合も併用がおすすめです。
この場合は自社のノウハウが不足していることも多いため、戦略立案はECコンサル会社、業務の実行は運営代行会社と分けて外注すると効果的です。それぞれの分野のプロフェッショナルな人材を活用することで、自社の社員だけでは実現できない成果を得られるでしょう。
コンサルと運営代行を併用するときの注意点
ECコンサルと運営代行を併用する場合は、それぞれの業務範囲や責任の所在を明確にしておく必要があることに注意しましょう。業務範囲や責任の所在をあいまいなままにしてしまうと、業務が重複したり、どちらも相手側の業務と判断して手を付けないままになってしまったりするリスクがあります。
また、戦略立案を担当するECコンサルと実務を担当する運営代行の間で連携が取れていないと、サービスの質の低下や、業務効率の低下を招いてしまうかもしれません。きちんと連携が取れるような体制づくりを意識しましょう。
また、併用することによりコストが高くなる点にも注意が必要です。払うコストに見合った成果が得られるかを見極めてから導入することが大切です。
自社に合ったサービスを見極める3つのポイント
自社に合ったECコンサルや運営代行を見極める際のポイントを3つ紹介します。
- 自社の課題から選ぶ
- 実績や口コミを確認する
- 費用対効果を考える
自社の課題から選ぶ
自社に合うサービスを見極めるには、自社が抱えている課題を「戦略」「実務」「リソース」の分類のどれに当てはまるかを考えると良いでしょう。
例えば「顧客数が伸び悩んでいる」という課題なら、解決するためには「戦略」が必要になります。この場合は、戦略立案をサポートしてくれるECコンサルを使うと良いでしょう。
実績や口コミを確認する
ECコンサル会社や運営代行会社の実績や口コミを確認して、課題解決力があり成果を出せる企業を見極めることもポイントの1つです。
確認する際は、公式Webサイトの成功事例を調べるだけでなく、問い合わせのときにWebで公開していない事例や過去に行った具体的な施策を質問すると良いでしょう。自社が抱えている課題と同じような課題を解決した事例を提示してくれるかもしれません。
費用対効果を考える
事前にコンサルティングや運営代行にかかる費用をきちんと把握して、期待できる成果と照らし合わせて費用対効果を考慮することもポイントです。
ECコンサルや運営代行を導入して売上を伸ばしても、それ以上に外注費がかかってしまってはあまり効率的とは言えません。
ある程度調査した上でまずは安めのプランで導入し、信頼できる会社だと判断できたら上位プランに変更するといった方法も、費用対効果を考慮する際に有効な手段です。
よくある質問(FAQ)
ECコンサルと運営代行の併用は可能ですか?
可能です。ただし、ECコンサルと運営代行の役割分担を明確にしておくことが重要です。
どちらも依頼するとコストはどのくらいかかりますか?
コンサルは月額10万円~、運営代行は業務内容により異なりますが5万円~30万円程度が相場です。
まとめ:自社に必要なパートナーを見つけて売上アップを目指そう
ECコンサルは「戦略」が中心、運営代行は「実務」のサポートが中心という違いがあります。
どちらを利用すべきか分からないときは、自社の持つ課題を解決するために必要なものが「戦略の立案」と「実務のサポート」のどちらかを考慮すると判断できます。戦略の立案をサポートしてもらいたい場合はECコンサル、実務をサポートしてもらいたい場合は運営代行を選びましょう。
また、判断が難しい場合やどちらも必要な場合は、運営代行とECコンサルのどちらも提供している企業を選ぶと効率的にサポートしてもらえるためおすすめです。